カタログダウンロード
下記項目にご入力のうえ、送信ください
2025.9.18
無垢フローリングを購入して後悔するデメリット5選
監修
インテリアコーディネーター/宅地建物取引士岩渕亜希子
海外の有名床材ブランドなどを取り扱うインテリア総合商社勤務。インテリアコーディネーター、窓装飾プランナーの資格を保有。
ふんだんに木材を用いた無垢フローリング。その自然の美しさと質感の良さから多くのファンを抱える製品ですが、自然の木材を用いることから扱いも簡単ではありません。
施工後には後悔の声も散見されます。さて、こうした無垢フローリング施工にまつわる失敗はどうして起きてしまうのでしょうか?
本稿では無垢フローリングの施工不良の原因と、それを未然に防ぐための解説をおこないます。
突き上げ・反り
無垢フローリングの個性にして最大の弱点は、「木材でできている」ことです。この木材由来の弱点をカバーするため、各メーカーは塩ビやタイルなどの床材を開発してきました。
木材であるという性質は、自然の吸湿装置として室内環境の浄化に努めてくれるメリットもあるのですが、一方で湿度を多く含むと継ぎ目が反りあがる「突き上げ」が発生します。特に分厚い無垢フローリングの場合、クリアランスを大きくとらなくてはいけない場合が多く、これが度々クレームに繋がります。
床鳴り
木材は湿度環境によって伸縮をおこなう素材です。そのため、一年を通じて隙間が空いたり閉じたりし、その伸び縮みの際や、それによって空いた部分との擦れで床鳴りが生じます。
季節の変わり目、特に湿度の高い梅雨時から乾燥する冬にかけては、この現象が起こりやすくなります。
床鳴りが発生しても、木材がその環境に順応すれば自然に落ち着く場合もあります。しかし、頻繁に鳴り続けたり、特定の場所で強く鳴ったりする場合は、床板の下地材との間に隙間ができていたり、釘やビスが緩んでいたりする可能性があります。
このような状態が続く場合は、専門の業者に点検を依頼して、適切な処置を施す必要があります。
表面の傷
一般的に無垢フローリングはタイルやSPCといった硬質な床材よりも傷に弱い傾向にあります。例えば重いものや硬いものを落とした際のヒビ・傷や、重いもの(ベッドやタンス)を長期間置いた際の凹みがこれに該当します。
小さな傷であればワックスや蝋などでも補修が可能ですが、広範な傷になると全面的な交換や補修が必要になり、費用と工数がかさむ結果となります。
小さなお子様がいたり、ペットがいる家庭の場合では、こうした傷のリスクが高いため、無垢フローリングの扱いには注意が必要です。

変色
天然の木材ならではの風合いや温かみが無垢フローリングの魅力ですが、時間の経過とともに変色するという特性があります。これは「劣化」ではなく、自然現象の「経年美化」として楽しまれるものですが、周囲の床材や調度品とアンバランスに映ることもあります。
最も多い原因としては「日光(紫外線)」によるもので、木材に含まれるリグニンが紫外線を吸収することによる変色です。オークやバッシュのような明るい木材は「黄色く」、ウォールナットのような暗い木材は「深みのある色に」、変化します。
カーテンの影やラグの置き方によって、日光の当たる場所、当たらない場所の差が生じると、同じ室内でも色合いが異なるようになります。
リノベーション
床鳴りや突き上げを防ぐため、無垢フローリングは糊・釘を用いてしっかりと固定する必要がありますが、そうして一度施工した床材は基本的に不可逆的なものとなり、取り外しが難しくなります。
原状復帰や将来のリノベ、こうした際に「撤去費用」と「施工費用」がダブルで嵩んでくるため、床がボロボロになって交換したいと思っても予算的にできない、という状況に陥るわけです。
無垢フローリングの持つ自然の見た目はやはり魅力的・・・各メーカーは今まで、無垢のような質感とデザインの床材を生成しようと工夫を凝らしてきました。こうして出来上がった床材の一例がドイツの名門床材メーカーParador社の作るクンストヴェルクシリーズです。



ドイツの職人達が「本気」で創った珠玉のフローリングたち、無垢そっくりのその手触りと表面塗装をまずはサンプルでお試しください!
耐久性に優れ100%の耐水性を誇るクンストヴェルク。ノリ・釘を用いない施工方法のため、将来的な取り外しが簡単。
まずは一度、コンタクトフォームよりサンプルのご依頼をお待ちしております。
ドイツの最高技術によって作られた、無垢フローリングと見分けが付かないSPCフローリングをぜひお楽しみください。
高耐久性とハイクオリティなデザインを両立したドイツ製床材
カタログ無料ダウンロード