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    2024.3.28

    【徹底解説】イタリア流インテリアデザイン・間取りの特徴

    監修

    インテリアコーディネーター/窓装飾プランナー/キッチンスペシャリスト猿渡 奈央

    海外の有名床材ブランドなどを取り扱うインテリア総合商社勤務。インテリアコーディネーター、窓装飾プランナーの資格を保有。

    イタリアは、おもに14世紀後半から16世紀中頃のルネサンス期に芸術や文化の中心地として栄華を極めました。イタリアが今日でもファッションやプロダクトデザイン分野のトップランナーであり続けているのは、この時期に発展した芸術や音楽の影響が色濃いと言えるでしょう。この時期にフィレンツェ、ヴェネツィア、ローマ、ミラノなどを中心にイタリア中で優れた芸術家や建築家が活躍し、レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロなどが偉大な功績を残しました。

    イタリアの建築というと伝統的な石造りの壁にオレンジ色の屋根というイメージがありますが、住居の内装に関しては明確な特徴が思い浮かばない人が多いのではないでしょうか?今回は、そんなイタリアのインテリアについて、イタリア人の暮らしや国民性を交えながら解説したいと思います。

    イタリア人のインテリアに対する姿勢

    イタリアのインテリアには、家族とコミュニティの絆を大切にする文化が反映されています。イタリア人にとっての家とは、家族と共に食卓を囲み、会話をし、ゆったりとリラックスをして過ごすための場所であるため、「居心地の良さ」がもっとも重要視されます。伝統的に美しいもの・芸術的なものへの関心が高い国民性は、インテリアにも高い機能性とエレガンスの両立を求めます。自国の文化や伝統に誇りを持ち、古い物を大切にするため、伝統的アイテムやヴィンテージアイテムとモダンアイテムを組み合わせて新しい価値を生み出すことも得意です。

    家族やコミュニティの絆を大切にするイタリア人(出典:Adobestock

    食へのこだわりが強く自炊する人が多いため(この部分は日本と似ています)、キッチンが美しく使いやすいことは絶対条件と考えられています。食事が家族のコミュニケーションを深める重要な位置を占め、キッチンからリビング・ダイニングエリアへの動線や、ダイニングルームの居心地の良さも重視されます。親子三世代や親戚が一堂に会して食事する機会も多、とてくも広いダイニングテーブルを備える家も珍しくありません。

    イタリアの家の特徴・間取り

    「快適さとエレガンスの同居」がイタリアの家を表すキーワードです。イタリアの住居建築は、機能性と美観をバランス良く兼ね備えています。家族やコミュニティの生活に必要な機能が十分に考慮されつつ、美しいデザインや装飾が施されています

    世界的に見て比較的日照時間が長いイタリアでは、自然光を効率的に取り込むための大きな窓と開放的なレイアウトが特徴です。特に南部では、夏の暑さへの対策として通気性が高い木材や、熱に強い石材などの自然素材がよく使われています。海と山に囲まれ、美しい自然に恵まれているため、屋内と屋外スペースをシームレスにつなぐ(日本で言うところの)「借景」レイアウトも頻繁に見かけます。テラスやベランダ、庭が重視されるのもそのためです。

    イタリアの家屋(出典:Adobestock

    リビング

    家族のつながりが強いイタリアでは、全員が集える空間=リビングが大切な家族団らんの場です。親と子、広くは祖父母も含めた親子三世代が居心地良いと思える、リラックスできる空間であることが優先されます。そのため、家族団らんに欠かせない大きなソファはリビングでもっとも重要で存在感のある家具。デザインもさることながら、心地よい素材であることもセレクトのポイントになります。

    また、リビングからつながるパティオや庭も、家族や友人が集う社交の場として大きな役割を担います。気候が穏やかなイタリアでは、屋外スペースで過ごす時間は家の中の生活と同じくらい重要なものなのです。

    大理石の床もイタリアンリビングの特徴のひとつです。イタリアはギリシャ、ポルトガルと並んで大理石の三大産地に数えられる国で、採石量が多いため住宅も大理石がよく使われます。石灰石が結晶化してできる大理石層が国内各地に点在し、カララ大理石、カラカッタ大理石、バルディリオ大理石などが代表的なイタリア産大理石として知られています。大理石は耐久性に優れているだけでなく、自然が作り出す色や模様がクリエイティビティを表現するのに長けており、流行にも左右されないので、イタリアの住居デザイナーが好んで使う素材です。

    子供部屋

    多くの場合、環境への負荷の少なさやエシカル消費を思考する購買者は、同時に健康への影響も購買行動時に考慮に入れがちです。そうした意味では、例えばホルムアルデヒドを含むVOC(揮発性有機化合物)を発散するような建材は避けられるべきと言えるでしょう。ドイツの推進しているような可塑剤を含まないオレフィン系床材なども候補の一つに挙げやすいと言えます。

    特に欧米先進国ではこうした建材の健康意識の高まりが強く、流通する建材においても厳格な検査に加え、独自の認証をマーケティング目的で取得する企業が増加しています。

    イタリアの子供部屋の一例(出典:Adobestock

    キッチン

    イタリア料理が世界三大料理に数えられることからも分かるように、イタリア人にとって食は生きる楽しみのひとつであり、人生の重要な部分を占めるものです。特に、トマトパスタなどの素朴な家庭料理には各家庭で受け継いできた伝統のレシピがあり、イタリア人の「母の味」として大切にされています。料理好きなイタリア人がキッチンで過ごす時間は長く、家族や友人が集うリビングルームとのコミュニケーションが取りやすいオープンレイアウトが好まれます。

    イタリアのキッチンの一例(床材イメージ:Parador社Kunstwerkシリーズ

    独立した調理用のアイランドスペースは、手打ちパスタや手ごねピザ作りが日常の生活には欠かせない存在です。あつらえはリビング同様、自然素材を活かしたスタイルが多く、特に南部ではテラコッタの壁や床が人気。フィレンツェに近いインプルネータはルネサンス期からテラコッタ製品の名産地として知られ、トスカーナは高級テラコッタの産地として名高い都市です。

    間取り

    家の間取りは伝統的な生活様式、家庭ごとの文化的要素、地域の特性により異なるため、一概に「これがイタリアの家の典型的な間取りだ」と言うことは難しいのが実情ですが、比較的多く見られるのはリビングルーム、キッチン、ベッドルームが一直線に並んでいるプランニングです。

    イタリアではコンパクトなサイズの住宅が多いため、このようにスペース効率を最大化できるプランがよく採用されるのでしょう。動線が直線的だと生活がスムーズになること、通気や採光がしやすいこと、空間がすっきりと広く見えること、なども理由として考えられます。

    イタリアの間取りの一例(出典:Adobestock

    イタリア的インテリアデザイン

    最後に、「イタリア風インテリア」として有名な、2つのトレンドデザインを紹介します。

    イタリアンモダン

    イタリアンインテリアの真骨頂「伝統とモダンの融合」を体現したのがこのスタイルです。イタリア人の美意識の高さが存分に発揮されるスタイルで、古い建物とモダンな家具、ミニマリズムとゴージャスな素材など、対極の要素を組み合わせることで新鮮さを創出するのが特徴です。カッシーナやアルフレックスなど、実用性と美しさを兼ね備えた家具メーカーのプレゼンテーションをイメージすると、その雰囲気がつかみやすいと思います。

    イタリアンモダンの例(出典:AdobeStock)

    モダントスカーナスタイル

    夏のトスカーナが持つ独特の色彩や空気感からインスピレーションを得たスタイルです。南欧の温かみと土の香りに、リラックスしたイタリアのエレガンスを加えたスタイリングが特徴的です。このスタイルのカラーパレットは、トスカーナの自然が生み出すオレンジ色、テラコッタ色、オリーブグリーン、ベージュを中心としたアースカラー。石、レンガ、アイアン、木などの自然素材をふんだんに使い、大きな窓や開口部で自然光をたっぷり取り入れることがポイントです。

    モダントスカーナスタイルの例(出典:AdobeStock
    ヨーロッパ風インテリアに最適なドイツ製オレフィン床材

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