床材の知識

2025.4.8

【実例写真付】洋風インテリアにぴったりのフローリング施工例集

監修

光をうまく取り入れた明るい北欧風のインテリア、暖かな気候に恵まれた牧歌的な南欧風インテリア、等々。日本人にとっても洋風デザインの多くは、おしゃれなインテリアの代名詞として親しまれています。

家具や壁材もさることながら、洋風インテリアを実現させるうえで「フローリング」の持つ効果は抜群で、適した床材を用いることで空間の雰囲気をガラッと洋風にシフトチェンジしてくれます。

本稿では、こうした洋風インテリアを実現できる純ヨーロッパ製の床材を紹介していきます。

エントランス・共用部分

土足を用いての使用が多くなることから、日本のように厳密に玄関部分と廊下部分の垣根がないのが特徴的なヨーロッパのインテリア。特に限られた空間を大胆に用いるため、階段などをいかに「創意的」にアレンジできるかが設計士の腕の見せ所、といった側面もあります。

一般的に細長い部分に用いることとなるため、長手方向に沿って明るめの床材を用いることで、狭い空間を広く大きく見せることが可能です。

リビング

「家の顔」と呼ばれるリビングは、家族と寛ぐ際も、友人や客人を招いて団らんする際など、公私ともに使用される頻度の高い空間となり、リビングに用いられるインテリアは自身のパーソナリティの表れとも言われています。

そのため、リビングの床材の柄やグレードには一層の注意が必要で、自身の分身、客人に伝わるものとしてインテリアを誂えたほうがよいとされます。

キッチン

食を楽しむ、はヨーロッパの生活習慣の重要な哲学の一つです。食事は単なる胃を満たすものではなく、その調理や食事の過程で家族やパートナーと共同作業をおこなう時間、そのためより「快適な」より「機能的な」空間が求められてきます。

寝室

木や自然素材のぬくもりを伝える北欧風のスタイルや、少しインダストリアルなトレンドを用いたドイツ風のスタイルなどがありますが、やはり洋風の寝室で重要になってくるのが空間の広々とした使い方です。

特にフローリングは幅広のものを、大きな窓に直線的に用いることで部屋の大きさを広く見せることに効果的です。就寝前の脳のリラックスにとって重要な数時間を快適に過ごせること間違いなしといえるでしょう。

バスルーム

欧米の住宅では、トイレやバスルームの床にもこだわりを見せるのが一般的です。特に、かつては衛生面とメンテナンスの容易さからタイルが好まれていましたが、昨今のトレンドではタイルの耐水性と耐久性に意匠性を加えたSPCフロアやオレフィンフロアが主流となりつつあります。

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