床材の知識

2022.11.16

ベースカラーが生む印象の違いと配色のコツ

監修

インテリアコーディネーター/窓装飾プランナー亀田彩夏

海外の有名床材ブランドなどを取り扱うインテリア総合商社勤務。インテリアコーディネーター、窓装飾プランナーの資格を保有。

インテリアの配色のポイントとなるのは、色の組み合わせと比率です。どの色をどのくらいの面積で取り入れるかによって、部屋の印象は大きく変わります。黄金の配色比率は、床や壁などのベースカラー(基調色)が70%、家具やカーテンなどのアソートカラー(従属色)が25%、小物類のアクセントカラー(強調色)5%と言われています。

今回は、インテリアの肝となるベースカラーをテーマに、配色のコツや、代表的スタイルと相性の良い組み合わせを紹介します。

使いやすいベースカラーとその特徴

ベースカラーは床や壁など広い面積に使われ、かつ変更するには手間も時間もかかるため、どんな家具とも合わせやすいベーシックな配色が好まれます。具体的には、白・黒・ベージュなどのニュートラルカラー系、茶色・モスグリーンなどのアースカラー系の2つが典型的な配色系です。

ベースカラーによく使われる色に共通する特徴として、彩度(色の鮮やかさ)が低いことがあげられます。彩度の低い色は他の色との組み合わせがしやすく、飽きがこないのでベースカラーに適しているのです。同じ彩度でも明度(色の明るさ)の違いによっても印象が変わるので、目指すテイストや主要な家具との相性を見ながら選ぶ必要があります。

ニュートラルカラー系アースカラー系
代表色白、黒、グレー、ベージュ茶色、モスグリーン、テラコッタ、青
印象・特徴明度が高い色:やわらかい

明度が低い色:クールな、硬い、高級感・重厚感のある
あたたかい、落ち着いた、やわらかい、ナチュラルな

明度が低い色:高級感・重厚感のある
ニュートラルカラー系の部屋(明度が高い)
ニュートラルカラー系(明度が高い)
ニュートラルカラー系の部屋(明度が低い)
ニュートラルカラー系(明度が低い)
アースカラー系の部屋(明度が高い)
アースカラー系(明度が高い)
アースカラー系の部屋(明度が低い)
アースカラー系(明度が低い)

代表的スタイルにマッチするベースカラーと床材

インテリアスタイルによって、マッチするベースカラーとアソートカラー・アクセントカラーの組み合わせもさまざまです。人気のスタイルをシンプル、クール、デコラティブの3つに大分し、それぞれで取り入れやすい配色と床材を考えてみましょう。

シンプル:北欧、ジャパンディ

自然との共生や居心地の良さを重視する北欧スタイルやジャパンディスタイルにマッチするベースカラーは、 白、クリーム色、グレーなどのニュートラルカラーです。家具や小物に自然素材を使用した物を多く用いるので、それらが溶け込みやすく自然界に存在するやさしい配色がマッチします。北欧は黄色や赤などのビビッドな暖色、ジャパンディはペールブルーやロゼなどのくすみカラーをアクセントに取り入れると各スタイルらしさが出ます。

北欧、ジャパンディの部屋の例

◉カラーパレット

差し色としては、(北欧)パウダー・パステル調、ライトブルー、ライムグリーン、テラコッタなど、(ジャパンディ)グレー、アースカラー、ペールブルー、ロゼなど

◉キーワード

余白を重視(=物を少なく)、外の景色に溶け込む配色、自然光や自然素材の活用

◉床材候補

どちらのスタイルにも、明るい色調で自然の節目と木の表情を活かした床材が似合います。「Oak Natural」や「Oak Studioline Sanded」には、北欧やジャパンディスタイルの家具と調和し、どんな内装色にもマッチする包容力があります。また、古木をイメージした模様の浮かぶ「Oak Vintage grey」も、ジャパンディが重視する侘び寂びのコンセプトに美しく映える床材です。

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クール:モダン、インダストリアル

硬質で都会的なモダンスタイルやインダストリアルスタイルにマッチするベースカラーは、白やグレーなどのモノトーンカラーです。鮮やかさが一切ない無彩色は温度を感じさせず、空間をクールでスタイリッシュな印象に仕上げてくれます。このスタイルの家具には直線的で無機質な物が多いので、差し色には黒や金、またブルー等の寒色系などシャープさを感じさせる原色が似合います。木などの天然素材を取り入れる場合は、重厚感のある低明度の色を選ぶと他のアイテムとなじませやすくなります。

モダン、インダストリアルな部屋の例

◉カラーパレット

差し色としては、ダークブラウン、ゴールド、シルバー、原色系など

◉キーワード

無彩色と原色メインの配色、直線を多用したミニマルデザインの家具、素材の光沢感・硬質感

◉床材候補

コンクリートや大理石のような質感を醸し出す「Concrete grey」や「Dolomite white」は、このスタイルのインテリア全般に完璧に融合します。木調フローリングを選ぶ場合は、木目の主張が強くなく、グレーが基調の「Oak Ntural Mixgrey」がおすすめです。

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デコラティブ:シャビーシック、トラディショナル

ヨーロッパの宮廷インテリアの流れを汲む格調高いインテリアにマッチするベースカラーは、白や淡いグレー、ベージュやブラウンです。シャビーシックとトラディショナルは、曲線を多用しディティールにこだわった建具やヴィンテージ家具を用いる点で特徴が共通していますが、配色には大きな違いがあります。トラディショナルには、華美な家具に負けない重厚感のあるウォールナット系のダークブラウンに、差し色としてダークレッドやゴールド、ダークブルーなど高級感のある色がよく似合います。一方シャビーシックは、白〜ライトグレーを基調に、差し色にくすんだパステルカラーを使うことで、全体的に淡く霞んだような空間を実現します。

シャビーシック、トラディショナルな部屋の例

◉カラーパレット

差し色としては、(シャビーシック)淡くくすんだピンク・パープル・ブルー・グリーン、ベージュなど、(トラディショナル)ダークブラウン、ゴールド、ダークレッドなど

◉キーワード

上品な装飾、凝ったディティール、アンティーク、木の表情を重視、重厚感があり優雅

◉床材候補

家具がゴージャスであるがゆえ、バランス上、床材も木の表情が力強く表れているものや経年感があるものがマッチします。「Oak grey whitewashed」や「Oak Vintage grey」は、シャビーシックスタイルに美しく溶け込むグレーを基調としています。高級ホテルのような重厚な雰囲気を醸し出すトラディショナルスタイルには、「Oak Explorer caramel」のような濃い色の床材が似合います。

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